自分に男運がないと嘆く女性はたくさんいる。
でもその理由、もしかして自分の前世に原因があるかも?と考える女性もいたりする。
確かにスピリチュアルな世界観を信頼すると、理由としてそういう前世が何らかの影響を今世に及ぼしている、という見方も出来るかも知れない。
だが、なかなか思うような出会いがないために男運がない理由をすぐ前世に結びつけてよいものか?
いろいろ考え込んでしまうこともあるかも知れないけれど、そういう声を上げている女性たちに、少しアドバイスになればと思うことを語ってみたい。
男運がない理由は知らないところでたくさんある!前世はその一つ
まず、
婚活してもなかなか思うような出会いがない、出会った男性は遊び目的やお金目当て、などと言うように、確かに自分にはなかなか男運がない、というように感じてしまう女性は多い。
とうか、むしろそういう運の悪い女性の方がよく考えれば圧倒的多数のはずではないだろうか?
私が言いたいのは、その理由をすぐに前世へと結びつけずに実際の婚活の場とか、今の日本社会での結婚事情をよくよく振り返って見ること。
そして現実を正しくとらえることが必要だということだ。
その上で、自分は男運がない、とまで嘆くしかない原因は確かにある。
そういう現実があるというしかないのだ。
何しろ私たち30代女性の婚活事情、30代後半から40代前半の成婚率は実に1%を切るような狭き門。
しかも生涯未婚率は年々のように高くなり、今では5人に1人の未婚女性が生涯独身で過ごすしかないような現状がある。
しっかりと理解すべきはこういう厳しい出会いのなさ。
もしも前世に理由があるとすれば、それほどにまで多くの女性たちは前世で何かの過ちや罪を犯し、それが今世で浮き彫りになってしまっている、ということになるはずだろう。
ところが、仮にそれが大きく影響を及ぼして、今生きている今世にそういう男運のない結果を見せていたりしたとしても、そこまで多くの女性が同じ理由であるはずがない。
あってもごくごく少数だと私は思っている。
そもそも全ての上で上げたような膨大な数に上る未婚女性。
こうした女性たちが、全員果たして前世が災いして相手が見つからない、男運が悪い、とさまよっていると考えるべきなのだろうか?
私は絶対違う、と断言したい。
常識的な感触としても、それが本当に理由となっていたにせよ、上の様な数値よりもはるかに少ないはずなのだ。
そしてむしろ大多数は他に原因があって、それこそ前世という、いわば自分ではどうしようもないようなことではなく、努力によって自分を作り替える、それによって男運を上げることが出来る、と考える方が良いのではないだろうか?
男運がないのはみんな同じ?今の婚活市場を見つめて正しい努力を!
だからここで私が言いたいのは、まず一つ目にそういう婚活の厳しい現状が今の私たちに直面している、ということ。
そしてもう一つは、前世というのではなく、他にどこか自分の知り得ない理由があって、それで変な男性が寄ってきたりすることがあるかも知れない。
それらを十分に理解して置くべきなのだ。
そういう理由だと主張する女性も確かに多いし、またそういう風に彼女たちが思うように誘導するような占いとか、時には霊感商法に近いような事を仕掛ける人たちだっている。
そういう人たちに思考を操られるようになってしまうのが一番危険ではないだろうか?
でもそういう時こそ自分自信をしっかり持って、何かの原因を自分で正す努力がまだされていないのかどうか、つまり男運がない理由をいわば“自分でつくり出しているのではないか”、ということを絶えず考え続けたり、友人に相談したりして客観的に自分を見つめ直す必要がある。
私が真っ先に言いたいのはこういうこととなる。
どうか前世のことを持ち出す前に、こういう努力をしっかりとはたしておいていただきたいのだ。
前世に理由を求める前に、まずこうすることも一つの案!
男運がない、とか言われてしまうとやっぱりどきっとするし、その原因が前世にあるなどと言われればある意味救いようがない。
そういう困惑した女性を狙って、法外な値段でお祓いや相談を持ちかけたり、何かの商品を売りつけたりする人たちは後を絶たない、と言って良い。
だからくれぐれも安易にそういう気持ちをあまり表立って見せないようにしておくことも大切だ。
そしてそういうことを打ち明けるとすればよくよく親友レベルや身内など、ごく信頼の置ける様な人たちに限ると良いだろう。
ただ、確かにそういうことが心配なってしまい、いわばノイローゼみたいになる女性もいたりするにちがいない。
だからこそ上の様なよこしまな事を持ちかける人たちが後を絶たないわけだけれど、そういう風にもしも男運がない理由、自分の前世に有るのではないか、と真剣に考えている方は、まず神社に行ってお参りしてみると良い。
別にお祓いを受けたり、お金をはたいて祈願する必要は無い。
その代わり、誠心誠意、神様に向かって
「なぜ私に男の人が見つからないのか、私の至らぬところをお教えください」
とか、
「良い人に巡り会うようお願いいたします」
などと出来るだけ真剣になって祈ることだ。
神社の神様にもいろいろあるけれど、基本的に清い心でしっかり祈ること。
何かの兆しがみられる、という保証は出来ないけれど、これが神様に祈願する時の基本となる。
どこの神社でも神様が鎮座していて、人間とは心で通じ合っている。
だから人間の心が清くて素直なほど神様に通じやすいのだ。
神様の前に出て祈るのは、だからある意味自分の心を見つめ直すことでもある。
そうやって、自分の心を見つめ直すことも大切になるはずだ。
神社で祈願してもそれで終わりにしないこと!自分の努力は忘れずに!
男運がない理由が前世にあるときも無い、とは言いきれないし、また別にあって、それを自分が気づかないときだって多い。
というかその方が圧倒的に多いのでは無いだろうか。
そして後は自身でしっかりと努力を怠らないこと。
神頼みして後は何もしない、という態度はやっぱり良くない。
しっかりと自分に落ち度は無いのか、良い男性に巡り会うにはどうしたら良いのか、それを絶えず自問自答していくと良いだろう。
スピリチュアルな考え方が世間に定着してきているし、その中で男運がないとか、変な男性ばかりが自分に寄ってくる、その理由が前世だとするのはある意味簡単な行為だ。
だがそういうことを考えた時に大切なのは、それを乗り越える努力を忘れないでおくこと。
私たちにはそういう前世を修正し、将来へと改善出来る力を許されているはずだからだ。
ぜひそういう前向きな気持ちを持ち続けていただきたい。
神野天希(かんのあまね)