職場や知人の男性で、貴方に好き避けしている人はいるだろうか?
いたとしたらかなり高確率で本気度が高い。
だからもしも貴方のそばにそういう男性がいたら、ぜひ心に留めていただきたい。
ただ、好き避けする男性というのは、貴方にしっかり向き合って告白したりするタイプではない。
基本的に本気度は高いけれど、面と向かって気持ちを素直に表せないから結局好き避けするのだ。
だとすれば、貴方の方でよっぽどその男性を嫌いでない限り、交際相手にすごく有望だ。
そこでその男性の本気度に手を差し伸べ、彼の背中を押してあげるとよい。
その方法をお伝えしよう。
なぜ好き避けするのか?
その前に、なぜ男でも女でも本気度の高い異性に対しては好き避けのような、まるで自分の気持ちとは真逆な態度を取るのだろうか?
答えは簡単で、そういう好き避けの態度を取る気持ちのウラには自分に対する自信のなさ、そこから来る勇気のなさが原因だ。
経験のない女性にはわからないかもしれない。
けれど、本気度が高い、つまり自分が心底好きになってしまった人が、外見でも中身でも自分とは段違いのスペックを持っていたとしたらどうだろうか?
うっかり告白してもあっという間に拒絶され、振られてしまう。
そのショックが本気度が高い分、目に見えるようになってしまう。
そして特に最近では30代、あるいは40代になっても恋愛経験のない人が増えている。
そういう人がある異性に夢中になってしまっても、どういう態度を示せばよいのか皆目わからない。
言ってみれば中学高校生の初恋のようなものだろうか。
自分の本気度、その気持ちをしっかりと好きな相手に言い表したり、態度に見せられないのだ。
好き避けを放っておくべきではない?自然消滅もありうる!
それでも好き避けという態度のまま 本気度の高さを維持している間はまだよいかも知れない。
けれどもやがてそういう気持ちは、諦めとともに萎えてくるものだ。
「あんなきれいで聡明な人は、自分のような男なんかに振り向いてくれるもんじゃない」
男性の場合に限って考えているけれど、好き避けする人はこんな風に、自分の中だけで結論を出してしまう。
そして自然消滅してしまう事だって出てくるはずだ。
そうなると、本気度よりも諦める気持ちの方が強くなる。
そういうとき、一つの典型になるけれど、自分の中で理屈を並べ、諦める理由を持とうとするようになる。
なぜかと言えば、勇気や自信のなさが依然として強くある。
そういうネガティブな気持ちが彼の足をどんどん引っ張ってしまうからだ。
好き避けの男性が貴方の周囲にいたとき、確かに貴方の好きでもない男性だったら無視するのも一つの方法かも知れない。
けれどもそうでないとしたら、そのままにしておくべきではないだろう。
貴方にとってはいささか面倒なことかも知れない。
けれどもそういう自信のない男性の背中を優しくプッシュすることも恋愛には大切なはずだ。
その方法を次にお伝えしてみよう。
【1】積極的に話しかける
好き避けしてくる人というのは、基本的に異性と話をしたことがなかったり、話が下手な傾向がある。
それを貴方の方からサポートしてあげること。
つまり、貴方の方から少しずつ彼と二人で話す機会を持つようにして、彼が楽に貴方と話すムードをつくっていくとよい。
注意しなくてはならないのは、本気度が高くて話がうまくない人にありがちだけれど、どうしても貴方が不快に思うことも言ったりするかも知れない。
その時は少し我慢をすること。
そして彼が貴方と話すことになれてきた時点で、少しずつ改めさせるよう働きかければよい。
【2】話す内容は、ありきたりのことなどで十分
貴方の方から話しかけるとは言え、いきなり交際とかの話を切り出してもよくない。
そもそも彼だって心の準備が出来ていないし、場合によってはいきなりそういう事を話しかけられたら、彼の方で
「そんなタイプの女だったのか?」
みたいに変な疑いを持たれてしまう。
好き避けをする男性は自身がない分、好きな女性に対して持つ本気度はすごくピュアな事が多い。
だから特に最初の頃は、ある意味“手探り状態”で、彼の好き嫌いを探ったりすること。
話す機会を増やすことと一緒に、そういう多方面の話題も増やすことで、彼のことがわかってくるはずだ。
【3】真っ向から否定をしないこと
好き避け男性というのは、本気度も高いけれどシャイだったり自信がなかったりして、どうしても余り話さないタイプが多いとこれまでお話ししてきた。
ここでそういう好き避け男性に対する話の仕方、その全般について言い置くことがある。
彼の言うことを真っ向からダメ出ししないことだ。
本気度が高いのに口数が少なかったり、貴方の様に特定の女性になかなか気持ちを素直に伝えられない男性というのは、傷つきやすいという特徴がある。
特に好きな人や嫌いな人など、彼が気にかけている人から言われたことに人一倍敏感だ。
だから彼が好き避けしている貴方から、自分の主張しているようなことをストレートに否定したりダメ出しされると一番傷つきやすい。
元々人間というのは、自分の主張を否定されると不快になる生き物だ。
けれど、好き避けする人というのはピュアな分、そういうマイナス感情が余計に膨らんでしまいかねない。
場合によっては自分自身を全否定されるような気持ちにもなってしまう。
もしもそうなったら、行き着くところは「何もかもが水の泡」。
お互いの信頼関係さえも失われる事になるかも知れない。
そうならないためには、例えば彼が何かの主張をした時、それをストレートに否定するのは残酷すぎる。
あまりにもかわいそうすぎるのだ。
だからやんわりと
「Bという方法もあるね」
みたいに伝えてみたりするとよい。
終わりに
最近は男性も経済的に厳しい生活が多くなってきて、なかなか自由に好きな女性に交際を申し込んだり、告白することも出来にくくなっている。
お金がすべてとは言いたくはないけれど、彼らの女性に対する求愛行動に大きな影を落としているのは間違いないことだ。
それがまた好き避け男性を多くしている原因になっているにちがいない。
だが結局、恋愛も結婚も男女二人でする行為。
収入について直接言うわけではないけれど、
「相手が好き避けならこちらが素直に」
というように、どこかでお互いにかばい合う、補い合える可能性を見つけるのが吉だろう。
阿部しおり