恋愛していると、図らずも二股をかけてしまう女性がいたりする。
男性も同じだけれど、選べない理由はそれなりに出てくるものだ。
一番多いのが遠距離恋愛などで、最初付き合っていた彼と会うのが希薄になってしまうような時。
遠距離恋愛の寂しさに襲われてついつい意志薄弱というか、身近にちょっと気に入った男性と二股とかけてしまうのだ。
その気持ちもわかるけれど、でも、二股のまま結局どちらも選べない。
もしも貴女がそのために最低な女に成り下がったという、罪悪感に埋もれかけているなら、ぜひ考えて取るべき二つの道をお伝えしてみたい。
遠距離は自分の弱い心への言い訳?二股で相手を選べない自分をつくったのは貴女
遠距離恋愛などもあるし、たまたま付き合っている彼と同じかそれ以上に貴女の好みの男性が目の前に現れると、確かにいろいろ考えてしまう。
でも最初に言っておくと、そんな二股でどちらの男性にすべきか選べない貴女に、
“こういう場合だったらこっちの人を選びなさい”
とお伝えするわけではない。
なぜかと言えば、あまりに付き合っている彼がかわいそうだし、貴女自身の気持ちの持ちように、いまだに問題がある様に思えてならないからだ。
遠距離恋愛は二股で選べない貴女の言い訳。
弱い心の所産だ。
どこかでけじめをつけて今の彼と別れるか、関係を維持するかを考えるべきなはずだった。
そして遠距離を言い訳にしても、二股を書けてしまった貴女は、もう時間を戻して元の関係に戻る事を選べない。
そのような現実をしっかり見据えて、ぜひ次の2つの道を考えていただきたい。
『1』両方の恋を捨てるしかない
こう語るとすごくショックかも知れない。
けれど、大方私も自分で体験し(というか、体験しかけた)、周囲の友人知人女子の実体験を聞いてみるけれど、その結果、
“二股で選べないなら、両方の男性との関係は終わっている。”
なぜだと思うだろうか?
それは、たとえ遠距離恋愛だとか、会う事が少なくなったとか現実を見てそういう二人の男性を見比べ、
「どちらが私にふさわしいのか?」
と貴女は考えるに違いない。
けれど、恋愛の相手というのはそんな「モノ」のような存在ではないはずなのだ。
本当に運命の人なら、二股とか選べないとかいう迷いはない
そもそも貴女は、最初の彼と出会い、付き合い始めた当初、やっぱり他の男性と比較していたに違いない。
けれどぜひ知っておいていただきたい。
「心底自分にとって「運命の人」、といえるならそういう比較という行為はしない」
はずではないだろうか?
そして、彼の持つ欠点もすべて受け入れていくはずではないだろうか?
結局のところ、残酷な言い方だけれど、最初の彼、そして新しい彼もまた貴女にとっては「運命の人」ではない。
そして貴女も「運命の人」として彼と交際していたのかどうか?
だから「選べない」というなら、両方の恋を捨てること。
そして貴女自身が本当に求めるべき男性をしっかりと探すこと。
そんな風に再スタートするべきだ。
『2』自分を大切にすると同時に、彼の事も大切に
二股がなぜ軽蔑されるのか、一度じっくり考えよう。
そうすると、絶対に出てくるのは自分可愛さ、というエゴになる。
自分が傷つきたくはない、それは誰だって同じだ。
けれど、それを思う余り、交際相手で遠距離恋愛になってしまっている彼の苦衷を考えてみた事があるのだろうか?
考えるからこそ、確かに二股で 選べないという葛藤も出てくるのかも知れない。
けれど、その二股を現実に実行してしまうことで、貴女の心の葛藤という努力は水の泡になってしまう。
遠距離交際になって、貴女の事を思ってくれている彼にかわいそうという感情はある。
でも、それ以上に自分のみが可愛いからこそ、二股にはまり込んでどっちにするか選べない。
そういうある意味「上から目線」になっているのではないだろうか?
だとすれば、もしも遊びで恋愛関係を続けているのでなく、しっかりと将来へのステップとして捉えているならば、もっと彼という男性を大切に考えて行くべきではないだろうか?
そういう風に気持ちの整理をしたなら、自分が一体どうすればよいのか、それが見えてくるに違いない。
打算では相手の男性を本当に大切だと思えない
遠距離恋愛の悲しさを体験した身にとっては、確かに一つの分かれ道になる。
だが、それでも私の周囲の女性を見れば、大体乗り越えている。
つまり諦めて別れたり、その後で別な男性と交際している。
もちろん中には奮起して、何百㎞という遠距離交際にもかかわらず、月極で通ったり通われたり、という関係を続けている彼女もいたりする。
二股で選べない、最初の彼が出向などで遠距離恋愛になってしまって、という理由は、そういう私の周囲の現状をとっても、打算で交際相手を選んできた証しではないだろうか、という思いが強いのだ。
同じ女性の立場として、私も上から目線でいたい事ばかり言うようで申し訳ないけれど、あくまでもご自身の将来の事。
そして一番大切な結婚相手の事でもある。
苦しんで悩んで、そして答えを出していただきたいのだ。
弱い心を捨てて自分を信じられるように
遠距離恋愛は自分の気持ちの試練のようなものだ。
私自身も多少経験があるので、激しく同情できる。
でも、二股をあえて選んだのは、その試練に貴女なりに“してしまった事となる。”
誰のせいでもない。すべては貴女の身から出たさびのようなものだ。
どちらの彼を取るのか、選べない、迷っているならそこにしっかりと何らかの気持ちを決める決断が大切になる。
はっきり言って、二股を選んだのは遠距離恋愛、彼という男性をどう見るべきだったのか、それがどこかで間違っていたという理由に借り換えて、貴女自身の弱い心がもたらしたものでしかないはずだ。
当然だけれど、彼もそんな貴女の行為を望んでいない。
望んでいるのはいつだって自分の事を思ってくれている貴女の存在のはず。
貴女自身が貴女を信じられるように、ぜひがんばっていただきたい。
阿部しおり