略奪愛というのは、恋愛の一つのパターン。
そう割り切ってしまえるかどうかが難しい。
成功した人もいるし、それで結婚した人だっている。
でもそういう人に待ち受ける運命というのは過酷なものでしかない。
結婚ていうのは、大なり小なり略奪愛の結果かも知れない。
私自身、婚活でいろいろな男性と出会ったりしてみると、結局「奪い合い」だし、かつ「騙し合い」みたいなところまで透けて見えたりする実感を持つ。
そしてそういう駆け引きの上手な人が成功して大手を振っているように感じる。
成功するまでは良いけれど、結局後でどう周囲から見られることとなるのか?
人間は一人では生きられない。
待ち受ける将来のことを考えると、好きでたまらない人がいて、その人が自分以外の女性と付き合っていると知った時いったいどうすれば良いのか?
いろいろ考えてしまったが、自分の正直な気持ちとともにお伝えしてみたい。
略奪愛は一種のストレス解消?でもすごく冷めやすい!
略奪愛がよいことなのか悪いことなのか?
こう考えている人は、今好きな人がいたとしてもまだ冷静な判断ができる女性だ。
だがそうではなく、もう彼氏か見えない、と突っ走ってしまう女性だって多い。
30代になってもそういう気持ちは絶対に劣らないし、むしろ強まることが知られている。
そういう、いわば思考よりも行動が優先して略奪愛に走る人を見てみると、一種のストレス解消かな、などと思えてしまうこともあったりする。
自分の好みの人が、他の女性を連れている。
それが悔しくて、気持ち的にはストレスとなる。
その解消として、他の男性へと気持ちをすり替えたり、友人たちと語らったりするなどでできる女性もいれば、ストレートにその男性を狙い撃ち。
結局策略を巡らして、元カノからその男性を奪い取る。
そういう行動パターンも多いようだ。
私もそういう女性を何人か知っているけれど、一度そういう略奪愛で成功すると、何となくまた別な男性へ、という行動パターンが見られたりする。
要するに愛情と言うよりはストレス解消みたいにして、そういう行動に行くようだ。
だから略奪に成功してしばらくすると、また何かとその彼氏について不満が出てきたり、さらにまた別な男性が着になってしまったりしてストレスが溜まってしまう。
そしてまた略奪。そして成功か失敗になる、ということ。
この繰り返しみたいなサークルになっている人がいた。
成功すればまだ良いけれど、失敗するとそういうわけで、余計ストレスが溜まったりすることとなる。
そうなると何とも名状しがたいくらいその男性が忘れられなくてたまらない、そういう気持ちになるようだ。
略奪に成功しても、「明日は我が身」の運命におびえ続ける?
略奪愛をする女性のパターンはいろいろある。
成功してそのまま結婚する女性もいたりするけれど、後になって略奪愛に走った当初の情熱は冷めるし、むしろ不通よりも冷めやすいのかも知れない。
そうなると今度は疑心暗鬼となってしまうことが多いようだ。
言葉的には略奪愛というとずいぶん過激だから何となく道徳的に問題かな、とも思ってしまうのだが、ここではっきりと一つ言えることは、
「成功しても待ち受けているのは、世間のそしり、またはこちらが奪われる番に回る」
結局そういう弱肉強食みたいなところがあったりするのではないだろうか。
そして略奪愛で仮に結婚したとしても、相当に良心の呵責に苦しむこととなる。
下手をすれば一生そういう気持ちから離れることができない場合もあるかも知れない。
だから略奪愛が成功したひとは異口同音に、後で気持ちが平静になった頃、しきりに後悔することが多い。
待ち受けるのは人により様々だが、は結局こういう悔いの気持ちというべきだろうか。
世間的にはあくまでも略奪愛を認めるべきではない?
あまりこういうケースを出すべきではないかも知れないけれど。
略奪愛で彼氏を奪われる目にあった女性というのは、結局のところ奪った女性に騙されてしまっただけではない。
信頼しきっていた彼氏からも裏切られたこととなる。
そのショックはたとえようもなく大きいはずだ。
それでも恋のさや当てを多く経験しているような、恋愛経験の豊富な女性は立ち直ることも比較的たやすいかも知れない。
だがそうではなく、本当に恋愛初心者の女性がそういう「奪われる」ケースに出会ったらどうなるだろうか?
はっきり言って、自分の命すらはかなんで何かの行動を起こしてしまうかも知れない。
世間の人々は経験的にこういうてんまつを知っているし、基本的な道徳概念が、祖言う言う恋愛関係にも当てはまることだって知っている。
だからこそこういう略奪愛は避けるべき、そういう判定を下すはずだ。
円満な社会を営んでいくためにはうなずけることとなるだろう。
悪いことと知って行うのは恋愛依存症に近いことも?
略奪愛の成功したケース、そしてそこに待ち受けていた結末もいろいろ私も知っているけれど、あまりお伝えすべき様なことではないかも知れない。
それよりも、もしもそういう略奪愛を成功させようと何度も同じ彼氏、またはその都度別な彼氏を待ち受けてアプローチや策略を考えている女性がいるとすれば、もしかすると恋愛依存症にかかっている可能性もあるかも知れない。
恋愛依存症のケースもいろいろあるけれど、一つの特徴が常に愛すべき男性がいないと不安だったり、刺激的な恋愛をいつも求め続けていたりするという、誰もがなりやすい一種の精神疾患と言われている。
そして一方で現実には彼氏がいて幸せであるはずなのに、いつも不安になる。
そういう不安定な心が、結局道徳的な思考に打ち勝ってしまう。
避けるべき方法は?
こういう風に見て来ると、略奪愛が成功しても待ち受ける未来はどんなものか、私などがあらためて言うまでもないこととなるだろう。
だからもしもそういう略奪愛めいた衝動に駆られてしまう方がいるならば、自分と彼氏、その彼氏が今付き合っている女性。
その3者を一歩引いて客観的に観察できるよう努力することだろう。
そしてその後どういう行動をとるべきか、大人の判断で考えていけばよい。
成功の二文字しか見えないようだったら、相当に危ないレベルになっていると考えて良いかも知れない。
蚊帳の外からそういう自分と他の二人の関係を落ち着いて見直す。
自分が行動することでどうなるか、考える冷静さをぜひ保つこと。
それをぜひ忘れないでいただきたい。
阿部しおり