ラップ音という奇妙な物音をご存じでしょうか?
原因がまったく不明で、部屋の中で壁や天井からピシ、パシッと鳴る音をラップ音と言います。
科学的な原因があるとも言いますが、科学ではまったく解明できないラップ音もあるのです。
そうなると心霊現象とかスピリチュアルな原因かも知れませんが、ラップ音、貴女の身に起こったら、どうすれば良いのでしょうか?
心霊現象のラップ音は「気にしすぎないこと」が大切?
そんなわけで、科学で原因が説明できないラップ音も、実体験として確かに存在すると思うのです。
そして、それはまさしく幽霊を見たのと同じような心霊現象かも知れません。
だから多くの方は聞こえてしまうとおびえたりパニックになったりしてしまいます。
けれど、最初に結論を持ってきてしまうと、原因が科学で説明できなくとも、たいていのラップ音というのはそれほど気にするべきものでもありません。
聞こえる力のある人には聞こえてしまう。
あくまでも私の体験から出た結論ですが、ただそれだけなのです。
ちなみに私など、物心のついた子供の頃からそういう科学では説明のできないようなラップ音、散々聞いています。
でも本当にそれだけです。
私のように10年も20年も毎度のように聞いて育っている方のような場合、そしてその他特にそれを原因として、災難や事故など際立った出来事が起こっていないようなら、放っておいても大丈夫。
むしろ過度に神経質になったりせず、
「あ、誰かが部屋の中にいるかもね」
とさらっと思うくらいで良さそうです。
ではこの二つ、どうやって見分けたら良いのでしょうか?
これはあくまでも私個人の見分け方ですが、科学的に説明できない、霊的な原因のラップ音には、次のような特徴があるようです。
- 誰にでも聞こえるのではなく、特定の人、いわゆる霊感体質の人にしか聞こえない
- 鳴る音の種類が単なる物質音とは思えない。たとえば人のいないところでドアが開いたり閉まったりする音、足音、さらには人の声など
- 部屋や住宅など、建物だけから聞こえるのではない、たとえば屋外で聞こえたりする
あくまでも室内で鳴るラップ音として、よく聞く科学的な原因をあげれば
“部屋の室内温度や湿度が変化したり、建材の状態が収縮・膨張などの変化をしたりしてきしむ結果、バキッとかピシッという音になる”
という説があるようです。
でも上に上げた音については、こういう科学的な根拠に当てはまりません。
このため、「別に原因がある」と分かるのです。
ラップ音が鳴って当たり前?原因は「この世とあの世は重なっている」!
結局あの世の人私たちとは、結構この世で“共存”しているようなところがあります。
人は死んだら魂だけの存在になり、幽界というところに行くと言われていますが、実のところこの幽界というのは、私たちが生きているこの世と重なっているといいます。
中にはそういうなくなった人が見える方もいたりするわけで、これがいわゆる幽霊ということになります。
そして、そんな姿形ばかりでなく、彼らの出す声や音、匂いまで感じるような人もいる、というわけになります。
私の知人にもそういう女性はいます。
こういった人たちがいわゆる霊感質の人ということになりますが、科学では原因の解明しきれないものが見えたりラップ音が聞こえたりすると、周囲からはどうしても半信半疑になったり「アブナイ人」みたいなレッテル貼りを受けてしまうこともあります。
「それ以上に困ったこと」が生じなければ良い?
確かに科学では説明のつかない原因のあるラップ音。
聞き慣れている私でも怖いと思うことがありますが、むしろ霊感質の方で、ある一定の条件がそろっている場合では、そういう恐怖心を自分でしっかりと乗り越えておくことが大切ではないでしょうか。
その条件とは、一つにはラップ音が鳴るのはさておき、
それ以上に困ったこと、たとえば災難や事故、病気などを伴うわけではない、ということ。
幸運なこともちゃんと訪れたりする、ということです。
そして二つ目には、そんな状態が長年悪化もせず継続している。
つまり常態化している、ということです。
そしてさらには、「そういう人たち」と実は共存しているにすぎない、と、あっけらかんとしている態度が必要に思います。
実際、心霊科学の進んだイギリスでは良く幽霊の出る名所が取りざたされたり、怪現象の起こる住まいなどが話題になりますが、そこに実際に住んでいる人たちは、
「一緒にそこに住んでいるんだから仕方ない。幽霊なら追い出せやしないし」
みたいな態度でいるのをネット動画やテレビで見たことがありました。
私もそれで良いと思うのです。
見えない人たちとの共存を信じると気持ちが素直になれる?
最後になりますが、原因が科学で説明できない事象や出来事、考えてみればラップ音の他にもこの世には無数にあるはずです。
ですがこれもあくまでも私自身の考えですが、このように科学で原因が解明できないものをあえて認め、それと私たちは今共存しているんだ、と考えた方が杓子定規にならず、また神仏やご先祖への感謝の気持ちだって素直に持てるのではないでしょうか?
決して信じることを強制など致しませんが、私の中では、確かにラップ音とか心霊現象は事実として生きています。
それがたまたま科学で原因が解明できないため、他の人にも完全には信じてもらえないだけのことですが、いずれ誰でも寿命が尽きて、死んでみれば真相がどんなかは分かること。
そう投げ出してもよいにちがいありません。
神野天希(かんのあまね)