厄年のための厄落としというと、初詣と一緒に済ませる方が多い。
神社仏閣に行ける時期が、仕事や学校が休みになる正月の三が日が一番都合がよいこともあるためだ。
だが私の場合、あえて厄落としの時期をずらして祈祷にお参りした。
なんとなくその方が良い、とある人に勧められたからだ。
いつも初詣にさえ行っていないが、今年は厄年になったのでやっぱり気になり、節分を過ぎた頃にある有名なお寺を訪れた。
そしたら今、ホントに偶然かも知れないけれど、嬉しいことが起こっている。
厄落としの時期は基本自由!元日~節分でなくても心配なし!
厄落とし の時期をずらした理由はいろいろある。
厄年で祈祷を受ける場合、多くの人が
「正月に行けば、その厄年の一年のスタート時点だから一番長い祈祷の効果を持てるはず」
と思うかも知れない。
私が厄落としの時期をずらしたのは、一つには人混みが危険と考えたためだ。
正月の初詣やお参りとなると、それこそ名高い神社仏閣では大勢の参拝客が押し寄せる。
これが一つ、インフルエンザやノロウイルスに空気感染する可能性があるからだ。
インフルエンザなどの予防として、人混みになるべく入るのを避けるというのはよく知られている。
そしてそもそもおまじないのようなものに等しい厄除け、厄落としなどの祈祷、多生の時期のずれは大丈夫、と踏んだわけだ。
実際、厄落としの時期についてははっきり定まったものではない。
普通はそういうわけで正月から節分の間に行くべきものと言われているけれど、もちろんそれ以外の時期でも大丈夫。
ただ、あまり正月から長い期間が経っていたりするような遅すぎる時期になると、確かになんだか損したような気持ちになる。
なのでそこそこ遅れずに行くのが良いと思う。
厄落とし、厄除け、厄払いのちがいとは
ところで私はあえて厄落としという言葉を使っているが、他にも厄除け、厄払いという言い方もある。
ご存じの方もいると思うけれど、それぞれ微妙に意味が異なる。
このうち厄払い、つまり災厄を振り払うための祈祷は大体節分まで、といわれていて、だからこの時期は私の場合過ぎてしまったわけだ。
また、お守りなどを持って厄除けの神様に厄から守ってもらうことを厄除けというが、私のいう厄落としの場合、あえて「自分で災厄をつくって」それ以上の災厄を“落とす”と言う意味が込められている。
そのためにわざと財布を落としてみたりすることはよく聞く話だ。
また、妊婦が出産するというのも厄落としになると言われている。
私の場合、そういう先のことを見越して験(げん)を担いだこともあるし、なんとなく一番効き目がありそうな感じもした。
もちろんここまで厳密に考える必要もなく、すべて厄年のための「対策」として同じ意味にとられていると言って良い。
私自身、厄除けにお守りも買ってみたし、ごちゃ混ぜになっている。
婚活がなんだか上手くいきそうに!彼女の予言は当たった?
で、わざと時期を変えたもう一つの理由として、ある人からそうした方が良いと勧められたという理由があるのは上にお伝えしたとおりだ。
そのある人というのは、私がたまたまそのお寺に以前行ったとき、傍らに開いていた占いに入って恋愛運などを占ってもらったことがあったためだ。
その占いをしている年配の女性から、
「良い卦が出た」
といわれ、それがとにかく厄落としの時期をちょっとずらすといいよ、と言われたことがあったからだ。
占いだからいくらでも外れるだろうし、当たったときだけがクローズアップされるものだと思って、そこに行くことを知人のおばさんに勧められたときも心の中ではそう思っていた。
でも、不思議と当たる部分は当たるものだ。
私がちょっとお腹が緩いことなど、ズバリ当たっていた。
その易者の女性から言われたので厄落としの時期をずらしたのだが、その祈祷が終わって数日経った今、不思議と婚活で気になる男性が現れてきている。
思い込みとか、偶然かも知れないけれど、
「貴方の好きに慣れる人が目の前にぱっと現れるよ」
みたいなことをその易者のオバサンから言われていて、これか!と思った次第だ。
厄年だからと言って悪いことばかりではない!注意を怠らないことが大切に
ヘンな話だが、厄年にいやなことばかりが怒るのかどうか、そして厄落とし下~と言って良いことが降って湧くのかは分からない。
でもなんとなく時期をずらしたらこういう巡り合わせが現れるなど、どうしても偶然を偶然と思えない部分も出て来るから面白い。
厄落としも厄年もある種の思い込みにちがいないし、厄年というものは科学的に考えれば、そういう体のトラブルとか生活の変動が出やすい時期ととらえて注意を促している。
それはそれで納得できる考え方だ。
その上で、毎日を過ごしていれば良いし、またその中で良いことも悪いことも普段通りに起こるもの、と考えてよいのではないだろうか。
女性はとにかく30代になると33歳、37歳と2回も厄年が巡ってくる。
この10年間はそういうわけで、心身ともに注意が必要になるけれど、新潮に乗り切れればそれなりに良い事も起こってくると思う。
現在その男性とは少しずつ連絡を取り続けているし、話している内にずいぶん打ち解けられる感じも濃い。
どうなるかは今後のことになるけれど、こういうこともある、と言うことになるだろうか。
私と同じアラサー世代の女性も、婚活を乗り切っていただきたい。
神野天希(かんのあまね)