奥手とかシャイという男性がこの頃増えている。
そういう彼氏と付き合うまでの時間、すごく長い。
耐えなくてはならないけれど、長丁場だとこちらだって弱音が出かねない。
そもそもどうしてこう奥手男性男性って増えたのだろう?
付き合うまでの時間、実際経験した人に聞くと気が遠くなる思いだ。
そんな心理的な危機に陥った友人もいたし弱音を女子会で暴露したり。
でも、そういう奥手男性と付き合うまでの時間、はっきり言って無視できない。
こちらだってアラサー30代の待ったなしなのだ。
だから弱音を吐いているヒマなどない。
そこでそういう恋愛模様のときに考えられる唯一の解決法。
これしかないだろう、というのをお伝えしてみたい。
奥手には弱音を吐かずこちらからアプローチ!意外と素直に心をひらいてくれるのが普通の男性!
そうういう男性を彼氏に持った場合、付き合うまでの時間というより、奥手な心理をいかにして自分に向けさせるのか、それだけで随分とこころを砕く必要がある。
いたずらに弱音を吐きたくないけれど、と、半年以上も付き合うまでの時間がかかったようなことをいう友人女子などは自分の心理的な強さも試されているみたい、とか語っている。
そして彼女の方から食事とかデートなど、どんどんアプローチを仕掛けていったという。
ただ、そういう弱音が出かかった矢先、奥手の彼氏がようやく打ち解けてきて、長い付き合うまでの時間も報われたことになったけれど、そういう男性の心理というのはいわば子供が素直に親の言うことを聞くみたいなもの。
というか、一旦心を開いてくれれば今までの苦労は飛んでいってしまったそうだ。
つまり、付き合うまでの時間はたしかに普通の男性より長くなることは多いけれど、そういう奥手の人の心理というのは結局自分で自分に弱音をはいているものかもしれない、と彼女は語るのだ。
普通の男性よりも自分は劣る部分が多すぎる。
それが気持ち的につらくなって、一見女性に興味が無い。
そんな奥手のように振る舞っている。
それで結局、なかなか女性の方でも向き合っていこうとしなくなる。
だがもちろん「男」という部分では、普通の男性と変わりはない。
それどころか奥手で弱音も吐きやすい分、自分の気持の中に女性へのあこがれを鬱屈した形で押さえ込んでいるというわけだろう。
でもそのため、いったんその心の鎖がとれたら、すごく積極的になってくれるそうだ。
だから、考えようによるけれど、“苦労が多いほどその果実は甘い”のではないだろうか?(笑)
放っておいたら自然消滅に?こちらからどんどんアプローチを!
奥手な男性とは、どこまで気持ちが通じ合えているか?
確かにそれも問題になると思う。
けれど、付き合うまでの時間を待てない、なんとかして今のアラサー独身に終止符を打ちたい、と考えれば自分の方から誘うことも忘れないことだ。
別に「獲って食おう」みたいな激烈な行為をおすすめするわけではない。
けれど、長丁場な分どうしてもお互いに心理的にだれてしまうし、放っておけば奥手男性のこと。
「自分に自信がない」
「相手の女性に間違ったことをして傷つけるかもしれない」
と、弱音というよりも臆病が先にたつような気持ちになりかねない。
そうなるとゆくゆくは自然消滅。
「本当に、女性から何のアプローチもしていなければそういうハメになるよ」
と彼女。
「だから要は徐々に、少しずつが大事。相手の彼の気持ちをいちいち確認しながら、少しずつ関係を深めていくようなアプローチをした方がいいよね」
奥手男性というのも、結局奥手というからには
“心の「奥」の方では女性と付き合いたい、自分のものにしたいという欲求が渦巻いている”
ということ。
それを付き合うまでの時間、自分なりに工夫したり努力してうまい具合に引き出してやればよいのだ。
「ホントは最後には私もしびれを切らして、“もうこっちからOSOっちゃうしかないな”みたいに思い詰めていたんだけど」
みたいなことを言う彼女。
彼氏の方は知らないが、そうとう心理的に彼女も切羽詰まっていたみたいだ。(笑)
アプローチが行き過ぎたときはちゃんと教えてくれる?
ただ、女性にとって自分の方からどんどん積極的にアプローチというのもあまり慣れていない人は多いかもしれない。
だから変な話だけれど、そういうことを実行しようとすると、今度は女性の方が心理的にジレンマに陥るかもしれない。
いきなりここまで誘ってしまって大丈夫かな?という感じだ。
でもそういうふうに堂々巡りを繰り返しているうちはお互いに奥手どうしになってしまう。
そこで少なくともこう考えてよいはずだ。
奥手な男性というのは基本的に、女性からの誘いを待っている。
だから、ちょっとやそっとの無理な誘いやアプローチにも、なんとか自分のつごうをつくったりして女性に嫌われないように努力するはずなのだ。
もともとある意味、普通の男性よりも女性に興味や欲求があるはず。
だから付き合うまでの時間の間、女性に方にとっては、それこそ弱音を吐いて
「こんな誘いをしてしまったら私嫌われてしまうんじゃないかな?」
などと弱音と決心の行ったり来たりを繰り返す必要などどこにもない。
そして、確かに女性と付き合うまでの時間がかかるようにみえるけれど、彼はきっと、女性以上にフツフツとたぎっている欲求があるにちがいない。
だからデートでも食事でも、旅行でもどんどん誘ってみていくのがベター。
そして貴方の方で弱音を吐いて、こうしたら嫌われるかも?という心配も必要ない。
むしろそういうときには、男性の方がちゃんとNG を出してくれるからだ。
そういうわけで。
付き合うまでの時間は長いし険しいかもしれない。
でも、それがうまく行ったときには、普通のカップル以上に親密で仲の良い関係ができあがっているに違いない。
阿部しおり