どこの職場、集団の中にも口下手な女というのはいる。
毒舌だったり、滑舌が悪かったり、あるいはなかなか回りくどくて要領を得ないような言い方の女性。
同じ女の目線からも、かわいそうだけれど嫌いといわれて仕方のないところもある。
でも、それが婚活だったり出会いが絡んでくるような場合だと、相当深刻に悩んでいる人も多いはずだ。
口下手というのを果たして上手く直せるのか、すごくデリケートな問題だ。
けれど、そういう女が嫌いだと交際相手などに言われてしまえば、自身の出会いの間口をその条件で狭めてしまいかねない。
でもそこはそれ、考えようによっては口下手な女だからこそラッキーな場合もある。
嫌いだといわれたとしても悲観してばかりいる必要がないことだってある。
同じ悩みを持つ方たちのために、2つのアドバイスを提案してみたい。
【その一】「口下手な女は嫌い」と言い切る男性からは身を引くのが得策
婚活では実際に男性から言われてしまうケースもあると言うけれど、婚活パーティーなどで出会ったのが口下手な女などになると、どうしても話がまどろっこしかったり、逆にそう思われるのが怖いのであえて離そうとしない。
それで余計に男性が嫌いになる、という悪循環ができてしまうようだ。
悲しいことだけれど、出会いの中でも婚活サイトや婚活パーティーのように、相手の表面上ばかりを強調するような出会いの場では、口下手な女というのは確かに不利かもしれない。
でも、よくよく考えれば、それは良いことも一緒に連れてきているはずだ。
なぜならば、 口下手な女というハードルを持つことで、出会った男性をふるいにかけて行くことができるから。
口下手と言うだけで
「俺はそういう人、嫌いだから」
とか、
「俺の方ばかりしゃべっていて、君は全然口をきいてくれないじゃん」
という男性がいる。
別に婚活の出会いだけでなく、普通の恋愛関係でも持ち上がったりすることだ。
でももともと自分の口下手なことをいやと言うほど悟っている女にとっては、あまりに辛い指摘だ。
こちらの苦労を理解しようとしない人とは「終わっている」
苦手だけれど誠意を持って、精一杯しゃべろうとしている彼女かもしれない。
でもそれをためらう場合だってある。
下手な口をきいてしまって、逆に彼氏が不快になるかもしれない。
だからこそ黙っていたりする。
そういう彼女の苦労、配慮を頭から無視するような言い方だからだ。
そんな男性が、女性を大切にするだろうか?
はっきり言って、そういう言い方をする男性に合わせる必要はどこにもない。
特に婚活などの即物的な出会いだったら、その時点で相手の男性から身を引いて良いわけだ。
彼の方から嫌いだというのならそこで話は終わっている。
そう考えて十分だし、そういう男性とはあまり深く関わらない方がいい。
つまり貴女にとって、口下手は出会った男性が持っている思いやりとか、優しさを確認するためのハードルになってくれている。
それで貴女を守ってくれているはずだ。
【その二】口下手を直す努力をする
もう一つは、ガチに正攻法の方法になる。
要するにどうやったら口下手が直るのか、その方法を知って努力することだ。
ただ、知る人ぞ知るのだが、男にしろ女にしろ口下手というのはそうそう直るものでもない。
これについては今までいろいろな専門家や識者が持論を繰り広げているようだし、まして
「彼に嫌いと言われるのがいやだから、明日から直してしまおう」
などと考えるのはもちろん無理がある。
ただ、それでも私なりに英語の学習をしてみた上で続けた音読から、ある方法に気がついた。
それをお伝えしてみたい。
しゃべる練習をする
それはごく単純なことだが、英語のスピーキング能力を高めたり、英語力そのものをアップさせるのによく使われる音読という手法を活用するものだ。
まず口下手な人というのは、結局自分が口下手だと知っているから余計話すチャンスを自ら放棄している。
しゃべらなすぎだし、しゃべることが嫌いな傾向があるはずだ。
だからまずはそれを打破すること。
具体的にはたくさんしゃべる努力をしてみること。
自分の部屋の中でよいから、一人になれるところでたくさんしゃべることだ。
具体的にどうやればよいのか?
まず、しゃべる内容は、自分がしゃべり慣れているよりも少々長くて複雑なものがよい。
そしていつものテンポよりも速め、そして同じ文面を100回でも200回でも繰り返してしゃべること。
よどみなく、すんなりとしゃべれるようになるまで、そしてしゃべりながら、いつもしゃべるのと同様に頭の中で意味取りもきちんとできるようになるまで繰り返す。
そして、できるようになったらもうワンステップ上のレベルの文章を練習する。
これを繰り返して徐々にレベルアップしていく。
こうすれば口と頭、両方が鍛えられるはずだ。
そしてその結果、しゃべりなれた文面の中には丸暗記のレベルにまで記憶してしまったものも出てくる。
そうなればしめたものだ。
その内容が彼氏との話の内容とかやりとりを想定したものだったら、
それを実際の婚活やデートの中で話すだけでよい。
こうすると、自分でも驚くくらいに彼氏に向かってよどみなく話すことができると思う。
ぜひ一度、頑張って暗記するまで練習していただきたい。
口下手な男性だからこそ、ストレートにそんなことを伝えてくる?
ただ、自分がそういうタイプの女が嫌いだからといって、女性の傷つくような言い方で自分の好き嫌いを行ってくる男性というのは何だろうか?
考えてみれば、そういう男性自身、女の気持ち、デリカシーがわからない、そう言われても仕方がない部分があるし、そうだとすれば彼らの方こそ「口下手な男」。
そう感じる女性も多いのではないだろうか?
お互い口下手同士、嫌い同士ではあるけれど、だからこそお互いのあらが強調して見えることになるのかもしれない。
でも、それを「お互い様」と寛大にとれるのか、逆に「金輪際ゴメンだ」となるのか。
そこから先の分かれ道こそ、縁のあるなしにかかってくるに違いない。
丸山さくら