どこの職場でも絶対いる、嫌いな人。
そういう人を無視する、避ける事がすんなりできればどんなに気が楽だろうか?
でもあいにくと、そういう嫌いな人に限って職場で一緒に仕事をしたり自分の真向かいのデスクに座っていたりするものだ。
目の前にいて、仕事で逐一通じ合う必要があれば無視するなど完璧にムリ。
極端なケースだが、そんな職場でうつ状態。
嫌いな人と付き合う運命で、毎日が苦しくてたまらなくなる。
そう考えた時、無視するにもある程度テクニックがある。
し、上手くやれば気持ちもゆったり出来る、4つをお伝えしてみよう。
職場ならビジネスライクに無視すること大が切!感情は挟まない
学校などと同じく職場 基本人間社会で集団活動。
だから好きな人ばかりじゃなく、嫌いな人だっていたりする。
だが学校と違って好き合った人だけと一緒にいられるわけではない。
無視する事もしづらいというのは誰でもホンネだろう。
だが職場でそういう嫌いな人にウンザリする、そのピークを考えて見れば自分の方で相手にうっかり心を許したり、ざっくばらんに接しようとした時ではないだろうか。
そういう心の隙を思いっきり突かれるからこそこちらも傷つく、よけい嫌になる。
だから無視するという行為は仕事の効率を考えた上でもむしろテクニックとして覚えておくべきだ。
そういう職場で嫌いな人と接する、話したりする様な時には言葉を短く切り上げて無感情。
相手が私生活みたいな事柄を話題に持ち出してすり寄ってきても、あっさり無視する事が大切だ。
自分の心に隙を作らず、ビジネスライクに仕事の話以外は極力話さず、さっさとその人から立ち去ること。
こういう風に接触する時間を極小にするのは基本になる。
自分と同じ嫌いな人がいる同僚と交流
女性だったら同僚や友人たちとのチャットは健康上でも必須だと思う方は多いにちがいない。
おしゃべりはストレス解消最たるものだが、これはもちろん職場でも同じ事。
そしてぜひお勧めしたいのが、同じ嫌いな人を持つ同僚を味方にしてしまうことだ。
つまり、無視する行為を一緒にやってみたり、その人に対する鬱憤を一緒にぶちまけてくれる同僚を作ること。
もしもあなたの嫌いな人が、あなただけでなく他の同僚も同じ意見を持っているようだったら、その人にちょっと近づいてみるのもよい。
一緒に陰口をたたき合うのはあまりお勧めできないけれど、一時的にも溜飲は下がるから全くムダにも思えないし、いつも持っている不満を話すことで気持ちも楽になる。
そしてそういう同僚を発見して仲良くなっていく内に、その人についてお互いに情報交換も出来るはずだ。
早く目の前からいなくなれ!と陰で拝み倒す
ちょっと眉唾に感じる方法だが、これが意外と効果がある。
嫌いな人を上の様になるたけ無視しても、その人の顔や声が見えたり聞こえたりする限り、苦しみは同じ。
だとすれば何とかして心の中ではやくこの職場を辞めたり異動などして、自分の目の前から姿を消してくれる様、そして嫌いな人に気づかれないよう陰で力一杯願ってみることだ。
この拝み倒しが効くかはもちろん保証など出来ない。
だが、そういう形で自分のストレスを解消できる事も確かだ。
特にその人に嫌な思いをさせられた直後、やってみるとスッキリとまでいかないけれどかなり気が晴れる。
慣れるのを待つ
我慢ではなく、“慣れる”と覚えていただきたい。
何が両者で違うのか、といえば単に我慢するのは耐え忍んでそれ以上の事はしないこと。
だが慣れるというのは、相手の行動や口の利き方、クセや性格を学習しながら、自分がいかに傷つかないで対応できるようになるか、それを長い目で工夫していくことだ。
当然だが、とにかく人と最初に接した時の印象が一番強い。
ということは最初の内が嫌いな人に一番ウンザリする段階のはずなのだ。
だがそれが二日三日、一週間二週間と続く内に自分の方もいわば環境に順応してくる。
それで最終的には楽になってくるケースが多い。
もちろん無視するのは続けていくべきだ。
要するに嵐の過ぎ去るのを待ちながら、嫌いな人に対して自分の中の免疫力を付けていくようにするというものだ。
中にはこれで、最初の内が本当にその人の顔を毎朝見るのが嫌だったけれど、今はどうって事無くなってきた、という同僚女子もいたりする。
人間の環境順応力は結構バカにならない。
そういう考え方をすると気持ちも楽になるのではないだろうか?
ただこれも万能ではない。
中には時間が経つにつれて相手のことが分かれば分かるほどますます嫌いになることだって遭ったりする。
本当にケースバイケースだ。
本当は勇気を持って相手を理解すべき?でも現実は複雑に
そういうわけで、職場に嫌いな人をどのように無視するか、それで自分の気持ちを楽にするかを実際にやりやすい方法をお伝えしてみた。
ただ、無視する行為自体そうだけれど、健全な人間関係に向けた方法とも言いがたいし、むしろすべきではないという意見の人だって多い。
中にはむしろそういう嫌いな人こそ、理解するよう努力していくべきだという至極真っ当な正論を持つ人だっていたりする。
確かにそれは最高に正しいと思う。
だが現実をみれば人それぞれで、話の下手な人、人との付き合い方や自己表現が上手く出来ない人など、様々だ。
そしてそういう人に限って職場で嫌いな人と長々と付き合うハメになると、心身を壊したりケンカになる場合だって多い。
そういうナマの現実を見てきた私など、こういう風に無視するのもアリ。
窮余の一策になると信じている。
職場で嫌いな人が出てきて、私もうつ気味になった経験がある。
その時、上の様に無視するテクニックを覚えた。
仕事の効率や心のバランスを取り戻すために現実にはこういうことも大切。
そう思って止まない。
丸山さくら