オフィスと名のつく職場や喫茶店でもよく見かける、パソコン作業する人。
そのキーボード音がやたらとうるさい、ストレスたまってしょうがない、という不満がたくさん上がっています。
職場でいつも同僚のうるさいキーボード音にさらされている方は余計大変でしょう。
何しろ仕事場なんだから基本「逃げ場なし」です!
実際私も喫茶店やファミレスで見かけますが、それでも本当にストレス。
不快感でうざったく感じるものです。
どうやったら解決できるのか?
ある意味「永遠の課題」かも知れません。
基本的に逃げ場のない職場、そして喫茶店などでそういうキーボードのうるさい同僚や隣人に出くわしたとき、ストレスを極力ためない、イライラしないですむと思える方法をご披露します。
【職場編】まずは「上」に相談を
最初に、こうしたうるさい従業員のキーボードの音について、一番角が立ちにくく、そして職場全体での問題としてスマートに扱ってくれそうな解決策を上げるとすれば、
とにかく「上」、つまり上司や職場側に相談を申し入れてみること。
上司が同情してくれれば、それだけでもストレスが和らぎます。
そして、貴女とそのキーボードがうるさい同僚、二人だけの問題ではなく、しっかりと上に通達して、職場の業務遂行体制の問題点の一つとして考えてもらう方がおすすめです。
「バカバカとキーボードをたたくのがうるさいなら、その当人に注意してみる」
という声を目にします。
ですが、相手も貴女のそういう注意で逆にストレスを感じますし、お互いに不愉快になります。
そしてその相手から
- 「仕事だからしょうがないじゃない」
- 「お互いさま。あんただってキーボード使ってるじゃない」
- 「そんなこと他に誰も言ってこないから、あんた一人に合わせるわけにいかない」
みたいに逆ギレされ、押し切られてしまうことがあるわけです。
そうなれば余計にストレスがたまり、人間関係も悪化。
うるさいからキーボードの音を何とかしてほしい、と頼んだ貴女自身がその相手にだけでなく、他の周囲の同僚からも変な目で見られたりする可能性だってあります。
「同士」を募る!「みんなで陳情すれば怖くない」
私も勤務時代、目にしましたが職場で同僚のキーボードの音、うるさいからと言って自分一人でどうにもなりません。
そこでおすすめなのは、なるだけ同じようにキーボードの音をうるさいと感じてストレスをためている他の同僚に味方になってもらうようにすべきです。
どうしても貴女一人だけだと、言ってみれば
“ごく少数の「変わり種」従業員がたわいもないことを言っているに過ぎない”
ととらえられかねません。
企業もなるだけコストを抑えて利潤追求を考えますから、たった一人の従業員の欲求をすんなり受け入れてくれるという望みはなかなか難しいはずです。
その成功率を少しでも上げるためには、そうやって「同士」を募ること。
そして多数の主張、陳情としていけば発言に重みが出てきます。
【喫茶店・ファミレス編】
イヤホンで音楽を聴く。
私はこの一択です。
別に隣席などにノートパソコンを使う人が来たり、それでキーボードをたたく音がうるさい時でなくても、お店で流れるBGMは無視。
自分の好きな曲をイヤホンでバンバン聞いてストレスをためないようにしています。
もちろんこれは、職場によったら仕事中でもできるかもしれませんし、上司に相談してみるのもよいでしょう。
ただ、音楽をイヤホンで聞いていると、職場では遊んでいると思われかねません。
なぜかといえば、耳栓は周囲への“イヤミ”をいっそう主張しているように見えるからです。
一度電車の中で耳栓をして座席に座っていましたが、すごく周囲の乗客が私を見てナーバスになっているのがわかりました。
変な想像ですが、そういう風に耳栓をする人に逆切れしてへんてこな行為や、言ってみれば“逆イヤミ”みたいなことをされることもあるかもしれません。
その点イヤホンは、音楽を聴いているというスタンスを見せることで、耳栓している時よりかは相手への“イヤミ”とも映りません。
人間関係が円満に行きます。
あと、実話として言いますと、実は以前、私は風邪を引いて耳鼻科に行ったとき、その先生に耳栓について聞いてみたことがあります。
耳栓って耳には良くないと言われてしまいました。
なぜかは尋ねなかったのですが、耳鼻科の先生が言うくらいだから、しっかりと医学的に根拠があるんだと思います。
イヤホンも基本的には同じく耳に悪いのかも知れません。
実際、音量に気をつけないと、難聴の危険があるというのはよく言われることです。
また、イヤホンや耳栓は、周囲から所用で話しかけられた時、とっさに応対できなくなる場合もあります。
こういうあたりは自己責任で、しっかりと管理していく必要があります。
喫茶店などは“逃げるが勝ち”!職場の究極の対策2つ!
他にも職場次第ですが、キーボードがパカパカうるさい同僚の近くにはなるだけ離れて、そこに自分のデスクを置いたりしてもらうのも手です。
そう思えば耐えられるかもしれませんが、それこそイヤホンで音楽を聴いて外からの音をふさぐことができます。
もちろん、うるさいキーボードに嫌気がさしてストレスに耐えられなければ“逃げるが勝ち”。
お店を出て、必要なら他のお店に行ったりすればよいわけです。
実際私がサラリーマン時代の時は、私一人でパソコンを扱っていたような小さな会社でした。
でも他の女子従業員たちとは、間仕切りこそありませんでしたが彼女らとデスクがずっと離れたところに置かれ、上司の方でもそれなりに気を使っていたようです。
ただ、職場では音楽を聴くのと同様に社内規定などで難しいかも知れません。
そこで究極の対策として、そんな隣人のうるさいキーボードから、逃れる方法を2つご紹介します。
【1】今の“苦しみ”をバネにして上昇志向を持つ
一つには、そういうストレスをバネにして、キャリアアップなど上昇志向へのモチベーションを作っていくこと。
そして
「いつかここを退職して、もっと素晴らしい職場に移ってやる」
「自分でオフィスを構えたりして、思い通りのことをしてみたい」
みたいな夢や展望を強く持つこと。
単にがんばろう、我慢しようとすれば逆にストレスがたまってしまうもの。
むしろそんなうるさいキーボード音に向き合うよりも、そのストレスを将来への上昇志向を持つことに変えていければよいのです。
【2】自分の感性を大事に?転職も視野に入れてみる
キーボードをたたく音が大きい人も確かにいますし、逆に人一倍うるさいと感じる人もいます。
そういう神経の繊細な人は、一度自分がその職場に向いているかどうかをじっくり考えた方がよいかもしれません。
それで無理に我慢して、過度にストレスをためてしまえば、いずれ自分の体を壊すことにもなりますし、そうなってしまえば
「今までの我慢はいったい何だったの?」
みたいな虚無感が襲ってきます。
でも世の中は広いはず。
そういう繊細な貴女の感性を生かせる場というのがどこかにあるに違いありません。
軽々しく言うべきではありませんが、どうしても
- 「これ以上、あの同僚のうるさいキーボードに我慢できない」
- 「上司や職場に何とかしてくれるよう頼んでみたけどダメ」
などと、本当に切羽詰まった場合だったら、思い切って転職を考えるのもアリかも知れません。そういうことで退職するのも悔しいかも知れませんが、真剣に悩んで正しい判断だとすれば、少なくとも貴女自身で納得できますし、またそういう貴女を分かってくれる人がいたならもっと心強いはずです。
最後になりますが、うるさいと感じているのは決して貴女一人ではありません。
味方は大勢います。
批判もあるかも知れませんが、ぜひ負けずに将来を見つめて行ってください。石井貴瑛 いしいたかあき
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